3月の頭に、4月に参加予定だったトレイルラン大会の下見もかねて、青梅高水三山に行ってきました。

高水三山とは、高水山(759m)、岩茸石山(793m)、惣岳山(760m)からなる山のことで、
トレランレースで私が参加するのは、高水山の途中までをまわってくる初級者向け15キロコース。

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高水山は山情報でも初級~中級向けだし標高もそれほど高くないし、そんなに険しくはないのかも、、
と少し軽めの気持ちで行ってみたのですが、歩き始めるといつでも重力を感じるもので(苦笑)。

軍畑(いくさばた)駅を出発して登山道入り口まで、ひたすら坂道の舗装路を歩いていくのですが、
念のため防寒+軽アイゼンまで準備していったわりには温かいどころか日差しが強く、
使う予定の無い荷物は重いし暑いのですが、まずは高水山へ登るための登山道入り口を目指します。

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のどかな景色は気持ちいいのですが、けっこう急な登坂でトレッキングポールが欲しくなります。。

高水山には常福院というお寺があり、そこへの参道をつかって登るのですが、
参道入り口から続く林道はフカフカのトレイルで歩きやすく、
お天気の良い3月頭の日曜日でしたが、トレッキングの人は少なくたまにすれ違う程度。
たまにトレイルランの試走かな?と思う方ともすれ違います。

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息子のリュックを20Lにサイズアップ。各自自分の荷物+500mlの水2,3本は持つようにしているので、それなりに重くなります。

40分ほど歩くと常福院山門があり、ここを登ったところでちょっと一休み。

トレイルランレースでは30キロという上級者向けコースもあり、そちらではここが折り返し地点で、
きちんとお参りをして獅子鈴という鈴をもらって帰るというのがルールになっているそうです。

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意外と順調についたこともあり、ここではまだまだ余裕の我が家。というか、ちょっと甘く考えてました。。

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狛犬は和犬なのか表情も穏やかな印象でした。

トイレにも立ち寄り、さらに5分ほど歩くとまず一つ目の山頂につきますが、
まだ先はあるので、ここは山標との記念撮影と当分補給程度で、次に向かいます。

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看板の前にベンチがあるので、そこに座ってパチリ。 我が家は交代で写真を撮っていますが、こういう時はミニ三脚や自撮り棒があると便利かも。

次の岩茸石山を目指しますが北側の斜面には雪が残っていて、急に気温が上がった日だったこともあり、
歩くところがドロドロで滑らないように注意しながら進むこと20分ほど。

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少し寒くなってきたので上着をプラス。荷物になってましたが、やっぱり念を入れて持っておくことは大切です。

頂上に到着。

ぐるーっと見えるパノラマな景色を写真に撮ることは難しいのですが、
道中しんどくても、山頂の景色を見ると疲れは本当に吹き飛ぶし、来てよかったよね、と皆笑顔に。

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富士山が見えるわけではないのですが、いつも上から眺める山というのはなんだか模型のようで、自然が作る形は綺麗で下山するのがもったいないほど。

今回の山で眺望があるのは岩茸石山のみなので、ここでゆっくりお昼休憩。
インスタントのスープパスタに各自おにぎりという簡単なものですが、
景色を見ながら外で温かいものを食べるというのはぜいたくな時間で、なんでも美味しくなります。

この日の山頂は他に3組くらい。
みなさんゆっくりされてましたが、我が家は時間が少し心配になってきたので、先に進みます。

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180度以上の景色が広がるのですが、写真だとなかなか伝わりませんね。。

最後の惣岳山までのルートが思った以上に険しく、手をつかないと登れないほどで、
これってバランス崩したら下に落ちるよね…?ここ、レースのコースじゃないよね…?
と少し不安になるほどでしたが、30分ほど登って無事山頂に到着したのですが、
ここの山頂は景色の抜けはないのと、岩場でかなり消耗してしまったので、
ここは簡単な記念撮影だけで下山ルートに。

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山歩きには手袋を持参しているのですが、こういうところはあると無いのではかなり違うので、やっぱり必需品だなあと思います。

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山頂だけど森の中で視界が広がらず誰もいなかったこともあり、疲れのピークでした。。

ここから御岳駅まで1時間弱の下山は道中にあまり景色が広がらないのとかなり滑るところもあり、
今回の山歩きでは一番長く疲れた区間となり、下山完了も16時半くらいとちょっとギリギリ。

でも駅の気配が近づくと元気になれるもので、駅前のコンビニのテーブルと椅子を借りて一休みして、
のんびりと帰途へ。

トレランレースの下見を兼ねてきてみた山歩きで、レースと重なるところはこの中の一部ですが、
登りはしんどいし身体も重くて走れず、下りも滑るし膝も不安でそんなに走れず、、、
ってことはほぼ歩いてしまうんじゃないの??と、若干不安が増してしまった山歩きでしたが(苦笑)、
一日たくさん動いて楽しい一日となりました。

山歩きもマラソンも、毎回なんでわざわざこんなしんどいことをしてるんだっけ?と思うし、
その後2,3日は激しい筋肉痛で階段の上がり降りすらつらくなってしまうのですが、
その途中にも楽しいことはたくさんあり、目標を達成した時というのは本当に幸せなもので、
その心地よさを知っているからまた頑張ってしまうのかなあ、と思ってみたり。

これまでも散々動いてましたが、膝のリハビリもほぼ卒業となったので、
ケガをしない程度に、いろんなことにチャレンジしていこうと思っています。

一條美賀/まんぼう