大菩薩嶺はわりと初心者向けとはいっても、標高は2000mを超える山。

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頂上からは、運が良ければどどーんと富士山が目の前に見えます。運が良ければ…

100m上がるごとに0.6度下がるといわれていて、そもそものこの日の予報は2度…!

実際は6度くらいだったようですが、
雲が出てきて日が当たらない中の吹きっさらしの稜線歩きは身体の熱が奪われるもので、
持参していた上着類を全部着込んで歩きますが、頂上での達成感もつかの間、
当然息子のテンションは下がります(苦笑)。

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この先向こうに見えるところまでずーっと歩きます。

しかも「賽の河原(さいのかわら)」エリアはどうやってできたか不思議な尖った岩の連続で、
景色を楽しみつつも、足元に注意しながら進みます。

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反対から見ると歩いてきた道が見えるのですが、雷岩から大菩薩峠までが2キロ弱ありました。

とここで、本来、大菩薩峠には介山荘という山小屋があり、ここを右に曲がるのですが、
コースを間違えてそのまま先まで進んでしまい、予約時間に間に合わないという痛恨のミス!

なんてこともありましたが、とりあえず夫だけ先に走っていってもらい、
私と息子はできるだけ速足で歩いて合流する、という必殺技!?で、
無事にあたたかいおほうとうの待つ福ちゃん荘に到着。

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温かくておいしくて、疲れた身体にはとてもおいしいお味でした。

肉厚でぷりぷりのキノコが本当に美味しく、とろりとしたお味噌も美味しく、
本当に身体がじんわり温まるとても幸せなお味で、それまでの疲れを忘れてほっとしました。

おかげでその先もう少し残っていた最後の下山までもしっかり歩くことができて、
とても楽しい一日となりました。

年内の山歩きはこれで最後になりそうですが、また来年も時間を見つけて、
いろんなところに行ってみようと思います。

一條美賀/まんぼう