ロンシャンの礼拝堂の本当の名称は、NOTRE DAME DU HAUT(ノートルダム デュ オー)といいます。旧礼拝堂は第二次世界大戦の時、爆撃によって破壊されてしまいその後再建をすることになり、コルビジェが設計を依頼されて現在の礼拝堂が1955年に竣工しました。旧礼拝堂の石材が壁の中に再利用されています。
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3つの礼拝の場に上部から落ちる光を取り入れている塔。縦長スリットと下の方のガラス面から光が入り、半円形の壁に反射しながら礼拝の場へと光が落ちていく仕掛けになっています。私はどうしてもユーモラスな顔にみえてしまいます。雨水を排出するガーゴイルの下にある貯水槽。
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ここには多くの巡礼者が集まるそうです。

ここには多くの巡礼者が集まるそうです。

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内部で祭壇の壁の星のような光は小さな窓でした

内部で祭壇の壁の星のような光は小さな窓でした

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説教壇。遠くにピラミッドの一部が見えます。

説教壇。遠くにピラミッドの一部が見えます。

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屋根を支える柱。壁の中に隠れるように。

屋根を支える柱。壁の中に隠れるように。

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斜めになっている壁

斜めになっている壁

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内部の色ガラスの形と合わせてみるとおもしろい。

コルビジェがエナメルで描いた絵のある大きな扉。

コルビジェがエナメルで描いた絵のある大きな扉。

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チャペルから見るとすぐ下にある小さな細長い建物はPILGRIM’S SHELTER、巡礼者のための施設。外から中を覗くことはできます。

シンプルなつくりですが、色使いがカラフル

シンプルなつくりですが、色使いがカラフル

この小さな家は、CHAPELAIN’S HOUSE、牧師さんの家。かわいいサイズです。

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チャペルの裏側のベル。(こちらはJean Prouve作品)

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レンゾ・ピアノの修道院とチャペルの上部。できるだけ地面からでないようにしています。

・レンゾ ピアノ:「関西国際空港」やパリの「ポンピドーセンター」などを設計したイタリアの建築家。

外側は全面ガラス。シスター達が何やらお仕事をしているのが見えました。

外側は全面ガラス。シスター達が何やらお仕事をしているのが見えました。

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最初のGATE HOUSEに戻りました。ここには模型があったり、カフェや売店もあります。各国の翻訳がある本や絵葉書を購入。

明るいカフェコーナー

明るいカフェコーナー

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チャペルの平面図がありました。わかりやすいです。

チャペルの平面図がありました。わかりやすいです。

再度チャペルに行ってみると、見学者が4,5名、その他に授業なのか中学生くらいの生徒と先生のグループがいました。

時間になったので名残惜しいのですが、そのままタクシーでホテルへ。11時半に戻り、チェックアウト。
1泊したおかげで、無理のない時間に出発しても朝一番に到着し、チャペルを一人きりで見学することができ、大きな荷物もホテルに置いて時間内にチェックアウトできました。
時間的な余裕があれば前日ベルフォールに1泊するという行き方もお薦めです。大満足のロンシャンの礼拝堂でした。

さて 次のコルマールに出発です。

■ロンシャンの礼拝堂(2017/7月現在)
・名称: NOTRE DAME DU HAUT
・公式サイト:https://www.collinenotredameduhaut.com/
・開館時間:2016/10/17~2017/4/2 : 10am~5pm
2017/4/3~10/15 :9am~7pm
2017/10/16~ : 10am~5pm
・入場料:8ユーロ

 

 

宮本恵美子/光風舎一級建築士事務所