今年のゴールデンウィークは毎日ほぼ晴天、しかも夏のような暑さでしたね。いつもなら大好きな自転車に乗ってあちこち探検に出かけるのですが、最近足底筋膜炎というものになってしまい、お医者さんから「しばらくじっとしてて」といわれてしまったため、この連休はずっと家におりました。するといつもはそんなに気にしない家の中の部分が気になってくるもので、陽当たりがよい窓の窓枠とか床のフローリングが乾燥してなんだかカサカサした様子になっているではないですか。ということで、本格的な夏になる前にちょっと無垢の木材のメンテナンスをしようと思いました。
メンテナンス なんていうとすごく大変そうなイメージですけど、無垢材の手入れはすごく簡単で、誰にでもすぐにできます。うちの場合は、蜜蝋ワックスと植物オイルの部分 それぞれあります。自然素材系の塗料はいろんなメーカーで出していますが、今回はマルホンの蜜蝋樹脂ワックスと植物オイルを使いました。
塗装の前には埃などの汚れはとっておきます。
蜜蝋樹脂ワックスも植物オイルも柔らかい布を使います。これは着なくなったトレーナーを切ったものと蜜蝋樹脂ワックス。
蓋を開けるとバターみたいな蜜蝋樹脂ワックスが。
これをほんとにちょこっとつけて、
あとは拭く感じで。これだけです。
メーカーのメンテナンスの方法では本当は床に触れる部分の壁とかサッシとかマスキングテープを張ってからとあって、確かにそのほうがよいのですがちょっと面倒な印象が。沢山布につけなければまわりにつくこともほとんどないし、まずは気軽にメンテナンスすることのほうが重要に思うので省略してます。(アバウトでめんどくさがり屋なだけですが)
すこし時間をおいてから余分なワックスをとるように再度ふきとります。
植物オイルは小さな紙コップの底にちょこっとだけ入れます。
これだけで10か所の窓枠と建具の一部を十分塗れました。こちらも布につけて、浸みこませていく感じで拭くように塗っていきます。
写真だと伝わりにくいですが、カサカサだった表面が潤った感じに。
こちらも後から余分なオイルをふきとれば、終了!
今回使ったマルホンのものは、http://www.mokuzai.com/
ほかによく使うもので、
・オスモ http://osmo-edel.jp/osmocolor/
・木童 https://www.kodoh.co.jp/dekirukoto.html
それぞれ「メンテナンス」のところに詳しく解説があります。無垢材のフローリングや家具などのメンテナンスについてよく質問されるのですが、こんな感じでとっても簡単なので、身構えずに大らかな気持ちで(アバウトに)やっていただければよいなあと思います。カサカサしていたものがきれいになると愛着も湧いてきますよ(*^_^*)
宮本恵美子/光風舎一級建築士事務所