ギリシャねこ歩き　＠佐藤千恵

トルコではオスマン帝国時代の遺構がひしめく中、あえて更に古いギリシャ時代やビザンツ（東ローマ帝国）時代の建築を探して歩いていました。トルコの後はさらに歴史をさかのぼりギリシャに向かいました。

と建築を尋ね歩くも、やはり猫好きにはたまらない光景ばかり。
なぜかしら遺跡と猫はとても絵になるのです。

アテネに到着し、何はさておきパルテノン神殿へ向かいました。神殿へたどり着くには麓の街をぐるりと歩きながらアクロポリスの丘を見上げつつ近づくことになりますが、これも神殿をより美しく見せるための古代ギリシャ人の心憎い演出の一つ。そして途中にはたくさんの猫。猫は立ち入り禁止のエリアもお構いなしに柵をすり抜けて入っています。ギリシャの柵は丁度猫が通れるように出来ている（に違いない）のです。

アクロポリスの丘と3匹の猫

丘の中腹ではスフィンクスのように遺跡に納まる猫が。

丘の上に着きました。神殿では修復工事が続いていて、一部に足場も組まれています。

崩壊した紀元前の遺跡の一部は地面にゴロゴロ転がっていて、中世の戦争で使われた大砲や砲台も残ってたり、修復工事用の新しい石材も一緒にバラバラに置かれていたりで、2000年以上の時が空の下でごちゃまぜになっている感じがシュールでした。

丘の下には古代の市民生活の場アゴラがあり、遺跡に中に建つ、唯一完全に復元された建物が荘厳で美しかったです。ただこれは古代ギリシャの遺跡の中のほんのほんの一部に過ぎないと思うと都市のスケールや美しさがどれほどだったのか….と創造を絶します。

ここにはわんこがお昼寝。
イスタンブールに比べるとワンコ率は低いですが幸せそうな様子はやはり同じでした。