リヨン郊外にあるコルビジェ設計の修道院ラ・トゥーレットへ、Tさんご家族と一緒に行きました。車で連れていっていただいたので、途中草原で牛たちがのんびり寝転んでいるのどかな風景を眺めつつ、1時間くらいで到着でした。敷地は山の上、急な斜面にあり、美しいふもとの景色が遠くまで見渡せませます。
見学はツアーのみで、14時からのツアーに申し込み、時間まで建物の外周をひとまわり。中庭からいろいろな窓が見れます。この窓を後程内側から見ます。
修道士さんの部屋がある建物、1階の細長い窓も後程中から見ます。
入口のゲートは、モデュロールの縦、横とも2.26mで、ここを通るとで宗教の世界に入ることを象徴しているのだそうです。
ではここを通りエントランスへ。
日本語の見学内容の案内がありました。きっと日本人が多いんですね。
見学者は意外と多く、2グループに分かれ、どちらもフランス語のガイドさんでした。フランス語は全くわからないので、Tさんに要約して訳してもらって何とか話が理解できました。(感謝!)
・客間 ここは以前修道士の勉強室でした。壁の赤いラインのように見えるものは、細長い建具で換気窓です。
・礼拝堂。四角すいの屋根、赤と黄色の建具は換気窓。
・モンドリアンパネル
・廊下。連続する横長窓は映画のフィルムのように外の景色を見せる様にしています。窓の間にコンクリートのブロックがあり、「角砂糖」とよばれています。窓にリズムをつけるために取り付けられています。
・アトリウム。
・食堂。100人の修道士が食事するためのもの。左右で赤と緑に建具とカーテンの色が分かれています。
すばらしい景色が一望できます。修道士の人たちも食事中は和んだのではないかなあと。
食堂を出てもう一度アトリウムで待機しているとガイドさんが大きな建具を開けました。暗い中に鮮やかな赤や緑の色がパッと浮かんでいるように見えて、待機していた人たちから、おお!と歓声が上がりました。
・聖堂(教会) 写真集などで見ていたときのイメージよりも大分高く大きく感じました。そして音がすごく反響しています。歌声とかとても響くのだろうと思います。
色の光がはっきりしたコントラストで浮かび上がっています。
地面にロープが張られている小さな長方形は、修道士さんたちの1部屋のスペースなのだそう。当初はベッドの長さも1.9mと随分小さいサイズだったそうです。日本人でも狭いかも。。。
聖堂(教会)の色の光を取り入れている窓やトップライトが見えます。
ラ・トゥーレットに感動した後、リヨンに戻り、みんなでお食事。フランスらしいハンバーガーで中に入れるものの種類が豊富、肉の焼き方も選べたりできます。白ビールの中にオレンジを入れたもの、これも美味しかったです。
楽しかったリヨンですが、Tさんたちともお別れして、翌朝はTGVでパリへ行きます。(続く)