先日の大倉山での「まちの先生」では、楽しい暮らし研究所のメンバーで、
キッチンと収納をテーマに少しお話をさせていただきました。

少しそちらから紹介しますと。

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キッチンには、いろいろな配置があるというお話。

主なものとしては、
・リビングダイニングから独立した場所としてつくる「クローズドキッチン」
・一部(シンクと作業台とすることが多い)は対面、火元は壁で隠す「セミオープンキッチン」
・周囲をぐるりと開放する「アイランドキッチン」

の3つがあります。

まちの先生講座_一條(更新)650

そして、自分がキッチンについて求める形はどれだろう?と考えてみると、

・できれば家族や友人にも自然と作業に参加してほしい
・調味料や計量カップなど、よく使う道具はできるだけ手の届くところに出しておきたい
・お気に入りのハンドミキサーやお鍋など、インテリアとしても楽しみたい
・強い火力で一気に炒めたり揚げたりするもが好きだけど、油汚れは気になる。
・キッチンは機能的であることが第一。人目を気にして片付けるのはストレス。。

など、溢れ出る思いはさまざま。
キッチンの配置にはそれぞれ長所にも短所にもなりうる特徴がありますが、
これらにはこれ!という正解はありませんが、キッチンの使い方、作業の仕方、周りの人との関係性など
求める要望によって、どれでも使いやすく、その人にとっての正解キッチンになるものです。

と言い始めると、さらに悩んでしまいそうですが、

シンク側は「オープンキッチン」で家の中心に、
コンロ側は「クローズド」の要素を取り込み、背面の壁に向かって集中できるスペースに。

といったように、ご自身の使い勝手によって最適な形を作ることが出来るものでもあるのです。

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それぞれのキッチンについて話を始めると長くなってしまうので、今日はここまでにしておきますが、
少しずついろんなタイプ、使い方について私たちが思うこと、設計する際に気を付けていること、
など、これまでの家づくり講座やセミナーの内容も交えて、紹介していければと思っています。

ここのブログでは、「これまで楽しい暮らし」をテーマに、メンバーの楽しいと思うことなどを
書き綴ってきましたが、今後は様々な設計者としての視点からのお話も「家づくりコラム」として
紹介していければと思います。

「ブログ」カテゴリの中に、「家づくりコラム」として書いていきますので、
ご興味がありましたらぜひそちらからも辿ってみてくださいね。

・・・ちなみに我が家は自分たちで設計してリフォームした「アイランドキッチン」。
大きな天板で、家族も来客も自然とキッチンに集ってくれるのは求めた環境ではありますが、
そんなにマメではないのと、見せていいものばかりではないし、片付けにあまり時間を使いたくない、、
という要望から、なんでも隠せる「食品庫」というスペシャルなバックヤードを作っています^^;

一條美賀/まんぼう