横浜の関内周辺にはミニシアターがいくつかあります。
映画館に映画を観にいくことはとても少なくなってしまいましたが、単館系のロードショー作品などはDVDにもならないことがあるので、気になる作品があるときにはなんとか時間の都合をつけて出かけて行っています。

「禅と骨」というアメリカ人と日本人のハーフの禅僧ヘンリー・ミトワ氏を追ったドキュメンタリー映画を観てきました。

破天荒でとても禅僧とは言えないようなミトワ氏の生き様に惹かれるというよりも、ちょっと引き気味に観てしまって、良いところも悪いところもあらわになってこその、綺麗事ではすまないドキュメンタリーの面白さですね。
人には表と裏、善と善ではない部分とが必ずあると思うけど、ミトワ氏は開き直ってその両側を生きるような人に思えました。巻き込まれた家族はそりゃ大変そうで。。。

ドキュメンタリーと再現ドラマが交互に流れるところがテレビ番組的な構成ではありましたが
私は横浜育ちではないので人づてに聞いてきた街のエピソードなどが再現ドラマの中に出てきたりするのは楽しめました。
監督は同年代の横浜生まれ横浜育ちの中村高寛監督で、12年前に公開された「ヨコハマメリー」という作品を世に出した方です。この映画のプロモーションのために「ヨコハマメリー」もリバイバル上映されていたので、良い機会と思いそちらも見に行きました。明日はその感想を。

佐藤千恵/後藤武建築設計事務所