山登りの目安として、16時までには下山完了というのがありますが、
そもそもの出発が遅かったこともあり、下山開始が15時過ぎ。
まだまだ頂上には人がいっぱいで、予定の四号路の下山の所要時間の目安は40分で、
高尾山は散歩道のようでそんなに大変じゃないはず、、と考えても少し遅すぎました。。

なんとなく日差しも夕暮れの気配になってきて、お天気がいいとはいえ一気に寒くなってきたので、
下りる前に、必要ないかも?と思いつつ持参した防寒着をフル装着。

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息子はハーフパンツに裾を装着して長ズボンに。上着の下には皆薄手のフリースを着ました。

しかしこの日はそれでも少し足りないくらいで、毎回いろいろ反省することが多いのですが、
山の気候を甘く見てはいけない、安全を見越した準備をするべき、というのは今回の反省点です。。

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四号路も自然の多い中級コースで、湿った路面は滑りやすいので注意しながら進みます。

道中にトイレは無いので分岐のところのトイレに立ち寄ってから、四号路をスタート。
道幅が狭いので柵のないところは横に落ちないように気を付けて進みますが、
この時間でも登ってくる人とすれ違い、下山は真っ暗では?と心配になります…。
(一号路には明かりがあるので大丈夫なのでしょうが、身軽すぎる装備の方もいます。)

このルートは紅葉は見られるのですが、清滝駅や頂上のように鮮やかなものではなく、
秋の色、といった感じの景色を見ながら歩いていきます。

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このルートの特徴は吊り橋があることですが、写真を撮りやすいここは人が少し溜まるのと、
この日は何かの撮影をしていたので、そのまま普通に歩いて渡ります。

日没には少し早いのですが、日の当たりにくい山の中では少し早く暗くなっていくので、
ヘッドライトは持参しているとはいえ、少し焦りながら。。

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うちの家族は道中振り向かないので、私も適当に写真を撮りながらマイペースで進んでいきます。

この先で一号路に合流して、ケーブルカーの駅回りの売店に到着したのが16時だったようで、
ちょうどリフトの営業は終わりとのアナウンスがありました。

もうずいぶん下っているので、この先も歩いてもそれほど無理なく下山はできるのですが、
暗くなっていく中での下山は少し寂しいので、この日はケーブルカーに乗ることにして、
少し気持ちにも余裕ができたので(笑)、売店で甘いものを買ってちょっとひと段落。

それほどカロリーは消費していないような気もしますが、歩いた後のお菓子はご褒美ということで、
大人はチーズタルトを選び、息子は寒いけど見た目の華やかなアイスクリームを選択。

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カラフルなのはトッピングかと思ったら、小さいアイスの粒の山盛りで、これはかなり体が冷えました(苦笑)。

16時過ぎにはここまで到達したはずなのに、いろいろ買ったり並んでいるうちに遅くなり、
高尾山駅からはケーブルカーに乗る頃にはかなり暗くなっていましたが、
乗りさえすれば連れて行ってくれるので、無事に下山完了。

総距離は7キロほどの山歩きとなりました。

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かすみ台展望台から。山の稜線が一望出来て、頂上よりもまわりの山が近いです。

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高尾山駅横の展望スペースから。この高さからも街並みが一望出来て気持ちがいいです。

この後、高尾山口駅まで少し歩くのですが、その道中でも蒸し饅頭とか甘いものを堪能して、
京王線は我が家からアクセスがいいので19時過ぎには家に着いて、山歩きも無事完了です。

とにかく歩くことを楽しむ、という時もありますが、学校や仕事もあるので、
その時のスケジュールに合わせて、気軽に山体験を楽しみに行くのもありかな、と思います。

この季節は賑わいますが、行くならやっぱりきれいな景色を見たいし、
朝思い立ってからでも行ける高尾山はおすすめです。

一條美賀/まんぼう