3月の上旬からしばらくの間、ヨーロッパへ旅行に出かけていました。建物の設計を生業としているからには、やはり名建築を訪ね歩く旅になるわけですが、今回は、その行く手を幾度となくある生き物に阻まれました…….

猫です。

無視して通れないのです。どうにも可愛すぎて。
日本では(都心では特に)飼い猫は室内飼いが主流になりつつあるし、外を闊歩する猫はあまりみかけなくなりましたが、トルコのイスタンブールには犬も猫もたくさん街にいて、でもみんな温厚です。いじめられることがないんだろうな、と想像できました。地域猫のように街の人々みんなで飼っているような雰囲気で、ワンちゃんは皆、耳にタグがつけられて避妊や去勢手術が済んだ識別がされていました。素晴らしい取り組みに名建築そっちのけで感動しました。

イスタンブールにあるハギヤ・ソフィアという古い教会の博物館では博物館の中にも猫がいて、アメリカのオバマ大統領になでられたことで有名になったギリちゃんという名物猫ちゃんもいます。

2016-03-06 09.37.15

2016-03-06 17.20.56

この子がギリちゃん。トルコ語で「寄り眼」という意味なのだそうです。確かに(^^)

この子がギリちゃん。トルコ語で「寄り眼」という意味なのだそうです。確かに(^^)

2016-03-07 17.35.14

どの子も何かをおねだりするわけでもなく、ただそこにいる感じにとても惹かれました。
続きます^^

佐藤千恵/後藤武建築設計事務所