今日はスキレットを使った、お気に入りの簡単メニューを紹介します。

スキレットでぎゅうぎゅう焼き

スキレットとは:
ダッチオーブンは鋳鉄で出来た深鍋の総称ですが、
その中でも、少し浅いフライパン型に成形されたものをスキレット、と分類して呼んでいます。

しかし、ダッチオーブンと言えばのLOGDE社 ロジック スキレットパンシリーズを見ると、
深型のディープスキレットなるものもあり、あれ??薄型じゃないのもスキレット??
深いならダッチオーブン??とよくわからなくなってしまうのですが、そこはスルーしていきましょう^^;

ぎゅうぎゅう焼き、というのはオーブンで作る簡単・お手軽・豪華レシピとして、
好きな根菜やお肉をザクザク切ってぎゅうぎゅうに詰めて焼くだけ~♪
と紹介されているのを良く見かけますが、これだけはオーブンのトレーじゃなくて、ダッチオーブン!
しかも浅型スキレットで作ってほしい!! と常日頃見かけるたびに、熱く思っています。

というのも、いわゆる家庭用の箱型オーブンでは、トレーにぎゅうぎゅうに詰めても庫内の余白が多く、
時間をかけている間にせっかくの食材(とくにジャガイモ!)の表面が乾燥しまったり、
万遍なく火を通すためには、実はあらかじめ固いものは電子レンジで加熱して火を通してください、
なんて書いてあったりで、それは詰めて焼くだけじゃないよね??と気になってしまってたので。
(細かくてスミマセン…)

スキレットを使うと何が良いかというと、
・浅型で体積が少ないので、上下左右、隙間なくぎゅうぎゅうに詰めやすい
・野菜からでた水分が蓋について落ちてくるので、乾燥しにくくうまみを逃がさない(ここ大事)
・フタが重く蒸気が逃げにくい構造により蒸し焼きになるので、ジャガイモなど固い根菜も一緒に火が通る
・オーブンで電気を長く使うより、余熱もいらないガスの直火の方が安い・・・などなど。

作り方は、ざくざく切ってゴロゴロ並べて、ちょっと強めに塩を振って(流れ落ちるので)、
オリーブオイルを回しかけて(オイル蒸しで美味しい)、フタして20分くらい火にかければ完成です。
※鋳鉄の分厚い鍋は蓄熱するので、こんなに火にかけてもほとんど焦げつきません。

好きな野菜をゴロゴロ切って入れるだけ。にんにく、ローズマリーなどはお好みで。

ちょうど良い写真が無かったのでこれは深型ダッチで作ってる写真ですが…(ええっ…)

にんにく、ローズマリーなどお好みで。お肉を先に表面だけ焼いて、その上からゴロゴロと。

硬い根菜だけじゃなくてナスとかプチトマトを散らすと色も綺麗だし、
上にベーコンを載せるとその油と薫りが浸み渡って美味しいし、
忙しい時でも簡単な手間でたくさん野菜を採ることができる、便利メニューです。

・・・と、熱くなりすぎて長くなっちゃいましたが、
息子は手羽先とジャガイモ、玉ねぎ、人参でつくるローストことぎゅうぎゅう焼きが大好きで、
作るのが簡単なこともあり、我が家の人気メニューとして週一くらいで登場しています(笑)。

スキレットや厚手のお鍋があったらぜひ。大きなジャガイモに簡単にフォークが刺されば食べごろです。

一條美賀/まんぼう